製品の角を斜め45度に削り落とす加工のことを「C面取り」と言います。ここでは、C面取りについて、特徴や注意点、加工方法などをご紹介します。
金属など高強度の材料を加工する場合、端部がとても鋭利になるため、怪我防止・組立性の向上のために面取り加工が必要です。面取り加工にはいくつか種類がありますが、中でも、製品の角を斜め45度に削り落とす加工のことを「C面取り」と言います。面取りの中でも代表的な加工で、単に「面取り」とも呼ばれます。
C面取りには1.材料を斜めにして削る方法と、2.材料はそのままで斜めに削る方法の2つの方法があります。
1.では、材料を45度傾けて固定し、垂直に角を落とします。加工物が大きく、面取りも大きく行う必要がある場合に有効です。
2.では反対に、非常に小さい材料や、複雑な形の材料を削る場合におすすめです。ただしこの場合は、角度を考えてどの程度削る必要があるのかを計算しなくてはなりません。
下記のページでは、品質・生産性・使いやすさに分けて、おすすめのバリ取り機メーカーを3社紹介しています。
C面取りに対応しているメーカーをぜひ探して比較してみてください。
C面取りは、図面上で「C5」や「C10」というように「C」+「数字」で表されます。「C」は、chamfering(面取り)のことで、数字は、切り取る辺の寸法を表します。つまり、水平方向または垂直方向の削り量が1mmのとき、C1.0と記載されるのです。
「指示なき面取りはC1.0とする」などと記載してある場合は、すべての面を水平または垂直に1mmで面取りします。
C面取りの指示は図形に直接指示がある場合、図面の端に指示がある場合、図面右下の表題欄の中に指示がある場合などさまざまなので、見落とさないように注意しましょう。
また、C面取りを行う際には、設計図に書かれている面取り角度・深さに合うように、しっかり測定を行った上で加工します。面取り工具の先端部分は形が製品によって異なるため、作業時の「深さ」もしっかり確認するようにしましょう。
面取り加工の道具は、「加工が表取りか、裏取りか」「面取り角度」「面取りの最大の深さ」「被削材」などを考慮して選びます。
小さい加工なら、ヤスリやサンダーを使って手作業で行いますが、正確な精度を出しづらいので、一般的には機械を使います。素材を回転させ、そこに刃物(バイト)を押し当てる旋盤加工や、テーブルに固定した素材に対し、回転する刃物(カッター)を押し当てるフライス加工、穴径よりも少し大きいドリルを押し当てるドリル加工などが主流です。
最近では、ロボットシステムを導入し、作業を機械化・自動化する現場も増えています。さまざまな加工方法があるので、現場の課題やコストに合わせて適切な方法を検討してみて下さい。
バリ取り機メーカーを選ぶうえで、参考にしたいのが品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001(顧客満足)」を取得しているかどうか。ここではISO9001を取得している会社をピックアップし、品質・生産力・使いやすさの3つの分野で“スゴ腕”を持つバリ取り機メーカーを紹介します。
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※2021年12月調査時点でISO9001の取得を公式HPに記載しているバリ取り機メーカーのなかで、最も納入実績が豊富だった先生精機、ロボットシステムで最も機種が豊富だったXEBEC、最も小型のバリ取り機を提供していたXEBECを選出しています。