製品の角を丸く滑らかに削る加工のことを「R面取り」と言います。ここでは、R面取りについて、特徴や注意点、加工方法などをご紹介します。
機械加工後の素材の角を削ってバリをなくす処理を面取り加工と言い、主に、怪我防止・強度低下の防止・組立性の向上・他部品との接触した際のトラブル防止のために行われています。面取り加工にはいくつか種類がありますが、中でも、製品の角を丸く滑らかに削る加工を「R面取り」と言います。特に子供用のおもちゃでは、触っても痛くないよう、大きなR面取りが行われています。
RはRadius(英語で半径の意味)の略で、コーナー部などの丸みがある部分の半径のことを指します。現場では「R加工」や「ラウンド加工」などと呼ばれることもあるようです。
下記のページでは、品質・生産性・使いやすさに分けて、おすすめのバリ取り機メーカーを3社紹介しています。
R面取りに対応しているメーカーをぜひ探して比較してみてください。
R面取りの図面では、R3、R0.04などと表記されます。R3とは、角部の各辺から3mm内側に入った位置の中心にある、半径3mmで面取りするという指示です。「指示なき面取りはR3とする」などと記載してある場合は、すべての面で半径3mmのR面取りをします。
同じ面取でも、斜めに角を落とすC面取りとは異なり、滑らかなカーブを描いて削る必要があるため、R面取り加工には専用のプログラミングと工具が必要です。その分、コストも高くなります。
注意したいのが、ハンドグラインダーでR面取りを行った金属製品には、無数の細かな傷が付き、そこに細菌やウイルス、ホコリなどの微粒子が付着するという点です。病院、厨房、クリーンルームなどで使われるステンレス製品のR面取りには、傷の付かないバリ取り機などを使用するのがおすすめです。
R面取りを行う道具には、ヤスリやハンドグラインダー、バレル研磨、ショットブラスト、バリ取り機などさまざまな種類があります。設備投資費用などの問題で、まだヤスリなど手作業で行っている現場が多いようですが、作業者への負担や安全性、効率性などを考えれば、R面取りも行えるバリ取り機を導入し、バリ取り作業を機械化・自動化するのがおすすめです。
自動化を行う場合には、専用機、ロボットシステムの導入、職人が使うハンディタイプなどさまざまな方法があるので、現場の課題やコストに合わせて適切な方法を選びましょう。
バリ取り機メーカーを選ぶうえで、参考にしたいのが品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001(顧客満足)」を取得しているかどうか。ここではISO9001を取得している会社をピックアップし、品質・生産力・使いやすさの3つの分野で“スゴ腕”を持つバリ取り機メーカーを紹介します。
【tel:054-394-0777】
電話で問い合わせる
※クリックでQRコードを表示
【tel:06-6721-8073】
電話で問い合わせる
※クリックでQRコードを表示
【tel:03-6893-0810】
電話で問い合わせる
※クリックでQRコードを表示
※2021年12月調査時点でISO9001の取得を公式HPに記載しているバリ取り機メーカーのなかで、最も納入実績が豊富だった先生精機、ロボットシステムで最も機種が豊富だったXEBEC、最も小型のバリ取り機を提供していたXEBECを選出しています。